【宮島水中花火大会】
水中花火船より海中に投げ込まれた水中花火は大音響と共に炸裂し、朱の大鳥居や嚴島神社の社殿を幻想的に浮かび上がらせます。
開催日時 : 8月
【管絃祭】
嚴島神社を造営した平清盛はこの風習を嚴島神社に移し、遊びではなく神様をお慰めする神事として執り行うようになりました。 従って河川でなく瀬戸の海を舞台に雄大に繰り広げられるダイナミックな平安絵巻を思わせる海に囲まれた宮島ならではの優雅な祭りとなりました。
【大鳥居】
海面にそびえる朱塗りの大鳥居は、奈良の大仏とほぼ同じ高さの16m、重量は約60t。 主柱は樹齢500〜600年のクスノキの自然木で作られており、8代目にあたる現在の鳥居を建立するにあたっては、巨木探しに20年近い歳月を要したといいます。 また根元は海底に埋められているわけではなく、松材の杭を打って地盤を強化し、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなど、先人の知恵と工夫によって鳥居の重みだけで立っています。
【五重塔】
和様と唐様を巧みに調和させた建築様式で、桧皮葺の屋根と朱塗りの柱や垂木のコントラストが美しい塔です。 高さは27.6m。応永14年(1407年)に建立されたものと伝えられています。内部は完全な唐様で、一般の見学はできませんが、内陣天井に龍、外陣天井には葡萄唐草、来迎壁の表には蓮池、裏には白衣観音像などが極彩色で描かれています。 塔内にあった仏像は、明治元年の神仏分離令により、大願寺に遷されました。またこの五重塔が建つ塔の岡は、厳島合戦で陶軍が陣を構えたと伝えられています。
【嚴島神社】
嚴島神社は海を敷地とした大胆で独創的な配置構成、平安時代の寝殿造りの粋を極めた建築美で知られる日本屈指の名社です。 廻廊で結ばれた朱塗りの社殿は、潮が満ちてくるとあたかも海に浮かんでいるよう。 背後の弥山の緑や瀬戸の海の青とのコントラストはまるで竜宮城を思わせる美しさです。
【宮島の鹿(シカ)】
宮島には、ニホンジカが生息しています。現在、約500頭が島内に生息し、その内街中に約200頭が生息しているといわれています。
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